ある、夏の午後。
いつものように蓮と美波はかくれんぼをして遊んでいました。
「ジャーンけんぽんっ!あっ!蓮が鬼ねー」
と言って、美波はかくれんぼを始めた。
が、蓮が30分探したけど美波はいない。
草叢や木の陰を探した。
そしたら、一本の花が咲いていた。
そうだ!これを美波にあげよう!
と、蓮は思ったそうです。
そしたら、蓮の近くの草叢でガサガサと音がした。
その、草叢をかき分けたら美波が出てきた!
「よかったー」
美波は泣いていた。
「蓮ー!よかったー!怖かったよー!」
号泣。泣き止まない。そしたら、蓮がこう言った。
「美波泣いてたら見れないよ!
コスモス!だから、俺も泣かないって決めてんの!」
美波はコクンと深く頷いて、コスモスを手に取った。
そして、ニコッと笑った。
それから、蓮が
「みーつっけたぁー!」
2人で笑って帰っていった。