翌日。


あたしは動きやすい格好をして家を出た。


栞理との約束場所は、ケンジ君たちと待ち合わせたあのコンビニだ。


コンビニのブルーの看板が見えた所で、栞理が駐車場スペースでジュースを飲んでいる姿を見つけた。


「ごめん、待った?」


「ううん、今来た所」


栞理は炭酸ジュースから口を離してそう言った。


「とりあえず、いなくなった男たちをリストにして書き出してみたの。どこで見る?」


そう言われ、あたしは近くの公園を指定した。


ファミリーレストランなども近くにあるけれど、人に聞かれるのは避けたい内容だ。


あたしは栞理と同じようにジュースだけコンビニで買って、公園へと向かったのだった。