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近くのファミレスに到着すると、男子たちはすでに集まってきていた。


他校だから今日は休みで、みんな昨日と同じような私服姿で座っている。


だけど、その表情はみんな固かった。


席に座るや否や、栞理が口を開いた。


「ケンジが死んだって、本当なんでしょう？」


どうやら、栞理も男子たちから聞いた話のようだ。


「あぁ」


1人が頷き、そしてうつむいた。


「俺たちは朝の内に事情聴取を受けたんだ」


「事情聴取！？」


栞理が驚いたように声を上げる。


「って言っても、そんなに難しいことじゃないんだ。昨日一緒に遊んでいたから、ケンジの様子がどうだったとか、そういう事を聞かれただけだ」


「ケンジの様子って、別に普通だったじゃん！」


「あぁ。だからそれを話しただけだって」


事情聴取と聞いて不安になっている栞理をなだめるようにそう言う。