ご主人様のお膝元!?



それからお昼の時間になっても、南様は帰って来なかった。


「はぁ。暇だなぁ。」



今日はいつもいるはずの松田さんも世話係の長同士の集まり
みたいなので不在で、部屋には自分以外誰一人いない状態。


生憎今日はあまり仕事がなかったので、早く片付いてしまい
本当にすることがなくて困っていた。こんなのすごく久しぶりで
本当はとっても貴重な時間のはずなのに、今はあまり喜べない。



「今日ってそういえば~、25日なんだね~。」



12月25日かぁ。暦の上では、クリスマスだねー。クリスマ・・・スッ!!!



「わ、わかった、かも・・・。」



南様の言ってた、クリスなんちゃらみたいなやつは、もしかしたら
クリスマスのこと・・・?だから早目に切り上げてきたんだ・・・って、
あの人に限ってそんなことするのかなぁ?実に謎だー・・・。



でも、

もしそうだとしたら、



「すっごく嬉しい。」



両親が亡くなってから、クリスマスを誰かと祝うことがあるだなんて
思ったこともなかったからなぁ。だから、すごく、嬉しい。



私はニヤニヤと緩む口元を必死に閉じようとするものの閉じれないまま
いろいろなことを考えて、そしていつの間にか眠りについていた。