ご主人様のお膝元!?

―会場―


「それでは、燐崎グループ30周年という名誉と
これからの燐崎グループの活性化を祝って、乾杯。」




「「「「「「かんぱーーーーっい!!!」」」」」」




・・・




「陽菜さん!」
「あ、松田さん!どうかされました?」


「はい。南様がステージ横の休憩室で
陽菜さんをお待ちしているとの事です。」

「えっ!あ、あたしですかっ?」
「はい、陽菜さんです^^」

「え、でも、南様はまだ挨拶周りを・・」
「それなら私がある程度済ませておきますと
南様には言っておりますので。」
「そ、そうですか。」
「はい、だからぜひ、南様の所へ行かれてください。」
「・・・わ、分かりましたっ!
あ、あの、こちらの方、松田さん宜しくですっ!」
「・・?あ、えっと、承知致しました♪」


「いってきますっ!」

「いってらっしゃいませ♪」





バタバタバタ





ガチャッ!





「南様っ!」
「遅かったな。」




「・・す、すみません;」



「まぁ、いい。
・・それより、もっと。」


「もっと・・?」





「近くに来い。」

「あ、はい;」





そうやって、
あたしがモタモタしていると
南様がいかにもイラついたような
顔をあたしに向けて、




「遅いんだよ。」




と呟くと、

おもいっきし

あたしの腕を引っ張った。




その勢いで
あたしの体は、
大きなソファーに座っていた
南様に、覆いかぶさるような
形になった。





「あ、あの、南様・・っ」
「少し黙れ。」





チュッ






―ただ、



少し、



触れただけの



キス。