ご主人様のお膝元!?



「・・ただいまぁ・・。」
「って、灯りくらい付けろよな・・」


パチ。


真っ暗闇だった
陰気な部屋が
急に明るく光り、
南はとっさに目を細めた。

すると
視界の中に
テーブルに腕を乗せて
ぐったりしている
陽菜の姿が見えた。


「・・・居たのか。」


南は無意識に近い状態で
陽菜へと近づく。

そして、
腕の中に納まった顔を
覗き込むかのように
腕を少しだけ浮かせ
そっと覗き込んだ。

すると陽菜は、
スヤスヤと眠りについていた。


「・・なんだ。寝てるのか。」


久しぶりの学校生活に
相当疲れた様子なのか
陽菜は南の存在にも
全く気づいていないようで。
深い眠りについていた。


南は仕方なく、
陽菜をベッドに運ぶため
腕を持ち上げ、体を浮かせる。
そしてそのまま
自らの肩に陽菜を乗せ
ベッドまで移動した。


ベッドについた南は
陽菜が起きないように
ゆっくりと体を下ろす。

そして、
優しく毛布を掛けてやると
陽菜の額に軽くキスを落とした。





「・・心配だよ。」




誰にも
聞こえないような
か細い声で
南はそっと呟いた。