ドキ・・ドキ・・ドキ・・
ばしっ!
「うぁっ。」
「・・・おぃ、早く自己紹介しろ。」
「はっはいぃ!」
「・・・あーっと、えーっと、、、転校生です。」
「「「ワハハハハハハハ!!!」」」
「転校生ってくらい分かるってのー!あーウケるぅ!」
「意外と天然なんじゃなーい!?アハハハハ♪」
・・・
ぇ。
別に
笑いを取りたかった
訳ではないのですが・・
というより、
できるだけ、
目立ちたくないよぉぉぉ;
「・・・はぁ。後は俺がやるから。」
「は、はい;」
「・・燐崎グループ社長、燐崎南です。今回は、うちの職員の世話係にどうしても勉学を学ばせたく思い、ここに編入させました。皆さん受験シーズンでお忙しいと思われますが、どうかこの通り、宜しくお願い致します。」
そう言うと
南様は、
高校生相手に
深々と頭を下げた。
目の前の高校生達は
暫し沈黙となったが、
何人かの女子生徒の
無意識による拍手一つで
生徒全員が
「もちろんですっ!」
や
「大歓迎だよっ!」
などと
今にも
涙が溢れそうなくらい
嬉しい言葉と、
隣のクラスまで
うるさい位に
響き渡るような拍手を
私達2人に浴びせてくれた。
「えーっと、それでは、稲口さんの席は・・・岩城くんの隣ね!」
「あ、はいっ!」
そして
私が席まで
行こうとした時
かすかにだけど、
南様の手が
私の背中を押してくれたんだ。
すごく、嬉しかったよ。
