―3201号室―
コンコン
「・・誰?」
「松田です。」
「ま、松田・・?」
「はい。」
「・・入っていいぞ。」
「失礼します。」
ガチャッ
そう言うと松田さんは
すごく怖い顔をして
足早に
南様に駆け寄ると、
「なんでここのホテルを選んだんですか?」
って、
意味深な言葉を吹きかけて、
それに対して南様は、
「・・え、だって、ここが一番、安心するし・・」
って、
怖い顔をした松田さんの
様子を伺うように
ちょっと弱めに話してた。
すると
松田さんが
いきなり、
南様を抱き寄せて
離さないから、
てっきり私、
ホモなのかと思っちゃったよ;
でも
多分、
松田さんは、
南様のことが
心配で心配で
溜まらなかったんだろうね。
私以上に、
付き合いが長い
松田さんは、
いろんな南様を
見てきたはずだし。
だから
その分、
不安も大きいんだろうね。
なんか、
驚きながらも
松田さんを見つめる
南様の目が
ものすごく、
優しく見えたよ。
―悪魔―
だなんて
思っちゃって
ごめんなさい。
