プシュー
「パラニエスホテル玄関前到着です。」
「ありがとうございます。」
ガチャッ
「陽菜さん、お手を。」
「あ、そっそんなっ!一応世話係の身分ですし・・」
「そうですか。でも、私は生憎、紳士なもので。こうゆう時には手を差し伸べないと紳士失格となってしまいます。」
「そ、そうなんですか・・」
「はい。それでは、お手を。」
「は、はいっ!」
ひょいっ
「・・・あ、ありがとうございます・・///」
「いぇいぇ。」
「それでは、入りましょう。」
「は、はい。」
―パラニエスホテル1階ロビー―
「お待ちしておりました。お連れのお客様は、最上階の3201号室にお泊まり中でございます。」
「はい、承知しました。」
「ごゆっくりどうぞ。」
それにしても、
派手なホテルだなぁ・・
あたし何か
こんな仕事してなかったら
一生来れてなかっただろうな・・
っていうか、
こんな高級ホテルの
最上階のスイートルームを
独り占めする。
って、
どうよ!
さすが、世界的有名大手企業
―燐崎グループ―
の社長だけあるねぇ。
あたしも泊まってみたいこと・・
って、
「松田さんっ!どこっ!?」
「陽菜さーん!」
「あっ!」
ひょいひょい。
手招きをする松田さんに
近づくと、
いきなり耳元で
『絶対に私から離れないでくださいね』
なんて言うから
どんなホテルだよっ!
って
思っちゃったよ;
