いつの間にか下駄箱まで来た三枝・滝ちゃんカップル。


「おはよう滝ちゃん。あと三枝も」


「おはよう〜」


「はよ」


私は三枝とも滝ちゃんとも結構仲が良い。滝ちゃんは同じクラスだし、三枝とはクラスは違うけど、彼の恋愛相談にのっていた。


「今は冬で寒いのに、二人のいるところだけあったかそうね」


そう言うと滝ちゃんは一瞬ポカンとしたが、言葉の意味がわかったのかすぐに真っ赤になって否定した。