「あ、ねぇねぇ!見て!三枝先輩と滝川先輩‼︎」


「ホントだ〜超お似合い‼︎」


朝、下駄箱で靴を履き替えていると後輩たちが突然騒ぎ出した。


彼女たちの視線の先にいるのは。


ーーーーーーーーー三枝と滝ちゃん。


恋人繋ぎをして校門をくぐっている。


確かに彼女たちの言う通りすごくお似合いだ。


学校一の美男と美女。二人のいるところだけ別世界みたい。


「あ、璃子ちゃん」