みんなの冷蔵庫(仮)2

妄想が膨らみかけているところへ、シグマとくららが戻って来た。

手を繋いで。


二人はなぜ僕を差し置いて、こう、キョウダイごっこをやるのか。


多少不満はあるが、シグマのくららへの想いや、くららの今の心理状態を考えると、僕は複雑な気持ちになる。

部屋に入るとくららは慌ててパッとシグマの手を離し、後ろに回して組む。

その瞬間、シグマの瞳に一瞬だけ落ちた悲しそうな影を、僕は見逃さなかった。