みんなの冷蔵庫(仮)2

「自分ひとりなら移動できますけど、あなた達も一緒に移動なんて無理です」


ナメクジはそう言うとぐいぐい私の方に近付いてくる。


「私達が『力』を使えるようになったのって……地面の石を触ってからなんだけど」

「地面? 石?」


ナメクジは歩みを止め、考え込むように首を捻った。


「それで? なぜ『力』を分けたなら生命に係わる?」


京極が我慢できないという風に口を挟んだ。

そうだ、なんでシグマが生きてるかなんて聞かれたの?

あの言い方じゃまるで――