みんなの冷蔵庫(仮)2

「つまり、シオタくんというコップに入りきらなかった『力』は溢れ、こぼれました。それがあなたの中にある『力』です」

「それを更に二人で分けてるってこと?」

「見てないからわからないですが、そうみたいですね」


頭痛がする。

言ってる事は理解できるのに、なぜシグマだけが危険な目に合うのかわからない。


「ねぇ、あなたが『力』を与えたんなら、私達をあっちに帰すこともできるよね?」


そうよ、何でもっと早く思い付かなかったんだろう。


「できません」


名案だと思ったのに、即答されてしまう。