みんなの冷蔵庫(仮)2

床に落ちた衝撃で、ナメクジは完全にペットボトルから脱出していた。


「エロいだけでなく、乱暴なんですね、あなた。最悪じゃないですか」


ナメクジは腰(の辺り)を曲げ伸ばしして、ふて腐れた声で言った。


「生きてるかってどういう意味だ?!」


京極はその場に両膝を付き、ナメクジをしっかり握ってぶんぶんガクガクと前後に振った。


私は聞くのが怖くなり、体が震えだす。


シグマ――

さっき、具合悪そうにしてた。


それなのに私、シグマを一人置いて来ちゃった。


置いて来ちゃったよ……

どうしよう。