「これ……どうする?」
手の中にある意外と軽いそれを突き出すと、野崎さんは肩をすくめた。
「捨てちゃえば? その辺に」
そう言うとスタスタ歩き出してしまったので、私はガードレールのポールの上の丸くなった部分にそれをそっと置き、慌てて野崎さんの後に続いた。
もうファミレスはすぐ目の前、という時に野崎さんが小声で何か呟いた。
「うわっマジ最悪なんだけど」
とかなんとか言ったと思うけど、うまく聞き取れない。
とにかく野崎さんは突然立ち止まったので、少し後ろを歩いていた私はその背中にぶつかりそうになった。
手の中にある意外と軽いそれを突き出すと、野崎さんは肩をすくめた。
「捨てちゃえば? その辺に」
そう言うとスタスタ歩き出してしまったので、私はガードレールのポールの上の丸くなった部分にそれをそっと置き、慌てて野崎さんの後に続いた。
もうファミレスはすぐ目の前、という時に野崎さんが小声で何か呟いた。
「うわっマジ最悪なんだけど」
とかなんとか言ったと思うけど、うまく聞き取れない。
とにかく野崎さんは突然立ち止まったので、少し後ろを歩いていた私はその背中にぶつかりそうになった。



