「味わって飲むわけじゃないんだから、ライムあったって……」
私は独り言のように呟く。
つい口をついて出たとはいえ、思いっきり突っ込むほどの気力はなかった。
「なんだくらら。いつものキレがないな」
そう言う京極の顔だって、いつものような凛々しさがない。
今にも壊れそうな危うさと、それとは逆にぐらぐらとたぎる熱を、合わせてぐっと奥で溜め込んでいるような、複雑な顔だった。
なのに無理して笑おうとするから、私の引っ込んだ涙のもとが熱くなり、また泣きそうな気持ちになってくる。
私は独り言のように呟く。
つい口をついて出たとはいえ、思いっきり突っ込むほどの気力はなかった。
「なんだくらら。いつものキレがないな」
そう言う京極の顔だって、いつものような凛々しさがない。
今にも壊れそうな危うさと、それとは逆にぐらぐらとたぎる熱を、合わせてぐっと奥で溜め込んでいるような、複雑な顔だった。
なのに無理して笑おうとするから、私の引っ込んだ涙のもとが熱くなり、また泣きそうな気持ちになってくる。



