みんなの冷蔵庫(仮)2

いつもの……少なくとも俺が知ってるいつものシオくんは、どんな時も無気力でダルそうにしてて、全てのことに興味がなさそうだった。

誰の言うことも聞かないし、誰にも興味を持たないし、誰にも近寄って欲しくない。そんな空気をだして。

でも今のシオくんの目は血走っていて、肉食獣のようで。

リューマンを助けに来ていながら、今更こんな風に思うのは本当にかっこ悪いけど――

正直言うと、怖い。

何が狙いか全く分からないから、胸の中がザワザワする。

シオくんの体から溢れ出している「気」が、見てるだけで痛いくらい尖っていて、無数の棘のような刃を抱え込み、いつか四方八方にそれを解き放とうとしているような錯覚に陥る。

「気」なんて見えないし、感じないはずなのに。
俺にそんな能力ないはずなのに、頭に浮かんでくるイメージ。

シオくんが怖い。怖いけど、目をそらせない。