みんなの冷蔵庫(仮)2

突然俺のスボンのポケットから携帯電話のけたたましい着信音がした。

突然のことに一瞬ビクっとして、それからゆっくりポケットに手を突っ込むと、その手首をシオくんに後ろからねじり上げられる。


「自分から飛び込んで来といて、空気読めねぇ奴」


そう吐き捨てると、俺の手から携帯電話を奪い、開くタイプだったそれをボキリと折った。


「電話に出て、助けでも呼ぶつもりだった?」


シオくんは二つになった携帯の残骸を床に放り投げ、俺を見下ろしてにやりと笑った。