トキちゃんの心臓の音が伝わってくる。
すごく速い。
でも、多分私も負けないくらい、ドクドク脈打ってる。
抱きしめられたまま、私は腕をそっと伸ばし、トキちゃんの腰に回した。
その瞬間、トキちゃんの体がビクッと強張ったから、私は慌てて腕を解く。
でも、トキちゃんは一度腕を解いて私の両腕を掴み、また自分の体に巻きつけ、そして最初よりもっと強く、また私を抱きしめた。
「ちよみ」
耳元で、切ない細波のように囁く。
「エッチ、しよう」
騙されてもいい。
罰をうけてもいい。
溺れたい。
溺れていたい。
私はもうトキちゃんなしではいられない。
すごく速い。
でも、多分私も負けないくらい、ドクドク脈打ってる。
抱きしめられたまま、私は腕をそっと伸ばし、トキちゃんの腰に回した。
その瞬間、トキちゃんの体がビクッと強張ったから、私は慌てて腕を解く。
でも、トキちゃんは一度腕を解いて私の両腕を掴み、また自分の体に巻きつけ、そして最初よりもっと強く、また私を抱きしめた。
「ちよみ」
耳元で、切ない細波のように囁く。
「エッチ、しよう」
騙されてもいい。
罰をうけてもいい。
溺れたい。
溺れていたい。
私はもうトキちゃんなしではいられない。



