「どうしたの? どこか行ってたの?」
声が段々近付いて来る。
どうしよう。
「これお土産。お客さんにもらったから、一緒に食べよ」
トキちゃんはすぐ横に並び、私の目線まで手にした箱を持ち上げた。
横目で見ると、箱にくっつきそうなくらいすぐ横に、トキちゃんの顔。
猫みたいにぱっちりした少し釣り目が楽しそうに動いていた。
「うん」
精一杯笑顔を作り、顔を上げてそう答えると、トキちゃんは首を横に倒し、音を立てて上唇にキスを落とした。
やっぱりトキちゃんはずるい。
声が段々近付いて来る。
どうしよう。
「これお土産。お客さんにもらったから、一緒に食べよ」
トキちゃんはすぐ横に並び、私の目線まで手にした箱を持ち上げた。
横目で見ると、箱にくっつきそうなくらいすぐ横に、トキちゃんの顔。
猫みたいにぱっちりした少し釣り目が楽しそうに動いていた。
「うん」
精一杯笑顔を作り、顔を上げてそう答えると、トキちゃんは首を横に倒し、音を立てて上唇にキスを落とした。
やっぱりトキちゃんはずるい。



