みんなの冷蔵庫(仮)2

京極は信号停車してこちらを向き、口元にいやらしい笑みを浮かべる。

凄く綺麗な顔が笑うわけだから、凄く綺麗で上品な笑顔なんだけど、すっかり私の脳内では「にたり」とスケベな笑顔に変換される。

細胞が騙されなくなってきた証拠ね。よかった。


「僕は元々正直になんでも言ってしまう方なんだが」


そこまで言うと自分の唇に指を這わせ、意味深に含み笑いをした。

くっきり彫られたような瞳が少し細められる。


何か……何かはわからないけど、絶対いやらしいことを妄想し始めた目よ、あれは!!

私はとりあえずまた胸を見られないよう、両手をクロスして両肩を抱いた。


「かといってなんでも欲求のまま行動するわけじゃないから安心しろ。理性はある。
ただ、思ったことを口にしない、という理性が今運転に集中していてできなかっただけだ