シートベルトの胸の辺りを両手で握り締め、まるで妖怪に会ってしまって南無阿弥陀仏って唱えるみたいに、ひたすら心の中で「変態変態こいつは変態」と唱えた。
唱えないと、理性に反して興奮している細胞が勝手にときめいてしまうから厄介だ。
何度か胸の中で叫び、落ち着いてきて、京極を立派な変態として見る事ができると判断してちらりと運転席を見ると、京極もこちらを見ていて目が合う。
「もう! こっち見ないでよ!」
慌ててもう一度両手でしっかり胸を隠すと、京極はふっと軽く笑い声のような吐息を漏らした。
「見てない。巻き込み確認だ」
唱えないと、理性に反して興奮している細胞が勝手にときめいてしまうから厄介だ。
何度か胸の中で叫び、落ち着いてきて、京極を立派な変態として見る事ができると判断してちらりと運転席を見ると、京極もこちらを見ていて目が合う。
「もう! こっち見ないでよ!」
慌ててもう一度両手でしっかり胸を隠すと、京極はふっと軽く笑い声のような吐息を漏らした。
「見てない。巻き込み確認だ」



