ちょっとー!!あたし無関係!
なんで置いていくの!
ブロロロロロロ
本当に行ったんだけど…
どーゆーことよ、ほんとに
「なんかよう?」
それね、私のセリフなの。なんなのよ!
「てめぇ、俺の女に手出しただろ!!」
あらま、そんなことしたのー、それはだめよー、人の女とっちゃー
「勝手に向こうが寄ってきたんだよ」
あー、それなら仕方ないねー
ってそうじゃなくてっ
「あたし関係ないでしょう?なんで一緒に連れ出されていないもののようになってるの!!」
あたし本当に怒ってんだからね
キッと睨みつけて腕を振り切る
「え、誰お前」
それはこっちのセリフじゃ、死に損ないめっ!
「ん?あぁ、忘れてた」
なんなのよ、ほんとに
「私学校があるの、なんでおろしたわけ?」
「なんとなく」
あったまきた、
「あんたのせいで学校遅れるじゃ……「あれ?蘭?」
誰だ、私の訴え遮った人は、そちらの方に目を向けると車に乗ったリョー兄がいた
えれ、なんで?なんでもいいや、送ってもらお〜
リョー兄は車を停車させてこちらに歩いてくる様子。
「なに?俺の妹になんかよう?」
私の腕を引いていた男に詰め寄ると顔はにこやかなのに目が笑ってないリョー兄がそこにいた
こんな顔知らない、あたしの知ってるリョー兄じゃない、どーしたの?
「リョー兄?」
袖を摘んでクイクイッと引っ張ってみる
「ん?あー、学校行かなきゃだよな、送るわ」
そう言って男2人にまた視線を向けると車に方へ向かっていった。それに続いてあたしも車へ小走りをする
「双竜の男だ……」
私には男が言った一言なんて聞こえてなかった。この男らが私に最悪な結末を呼び起こすことなんまだ知るはずも気づくはずもなかった
