やばっ 嬉しすぎ……… でも 雪は俺になんか全然興味ないし 俺の事やなんも思ってないし………… 春人からとっさに出た言葉は、 「練習頑張れなっ!! ほなもう8時やし、 か弱い俺は変質者に襲われたら恐いから帰るわなっ ほなあ〜」 冗談まじりで精一杯笑って言った――…… これ以上雪の事を好きになりすぎて 傷つくのがこわかった ―――本間はめちゃめちゃ話したかった――― 帰り道春人の頭の中には その言葉がぐるぐる回っていた