「ここでなにしてるん?」 「バレー」 「バレー部なん?」 「うん」 「上手いん?」 「いや、下手」 「うそ〜」 「いや、ほんまに」 「どのくらい?」 「相当」 「だから練習してんの?」 「うん」 「そっか、がんばってな」 「うん」 ものすごくそっけないけど これが 春人との初めての会話だった。