「あいつおもろいやろ!
たまたま関西人でなかよおなってなあ〜…」
「…」
雪は相づち1つ打たず
うつむいていた
「…雪?」
雪は、震えた声で言った
「なによ呑気な顔して…。
連絡もよこさんと…。
あたしずっと……っ」
涙が溢れた
あたしは
あたしはずっと
春人を捜してたんよ
「雪?泣くなよ…」
「あほぉ…」
「ごめんな?もう泣かんといて?」
「…うん……」
「雪、ちょっと変わったなあ」
「うそ?」
「うん、ちょっと痩せた…?ほんで髪型のせいか、女っぽくなった気がする」
そりゃ……何年たったと思っとん…
「そう?春人は変わらんな」
「えー」
うそ、
ちょっと焼けて
前よりも男らしくなった気がするよ
「春人は昔のまんま!笑」
そう。
変わらないあなたの笑顔を見れてよかった
その笑顔を
ずっと捜していました
