振り向くとそこには ずっと探していた 「…は……る…と?」 最愛の人 春人の姿がありました あぁ あたしついに 幻覚まで見るようになったんやな… 「大丈夫か?ほれ」 見上げると 手をのばして笑う 春人の顔 「春人くん……!」 母の声でようやく正気に戻ったあたしは やっと、これが現実であることに気付いた