暁和浩希side



ついに来たなぁ。俺の嫌いな文化祭。
しかもなんで3日もやるんだよ!
1日で充分だろ!

まぁ、碧月と回る事出来るし・・・。
こ!これは本人には内緒だからな!
言ったらしばくぞ!



って。もう文化祭始まんじゃねーか!


「浩希!」


「んだよ。」


「機嫌悪いな。どうかしたのか〜?」


「なんもねーよ。ただ文化祭が嫌なだけだ」


「へ〜。あっ、愛蕗ちゃん!・・・だよね?」


「どこだ?」


「あの子!あの金髪の・・・。」


「あっ!海流先輩!浩希先輩!」


「やっぱり愛蕗ちゃんだ!どうしたの?その髪の毛」


「染めました!」


「染めっ・・・はぁ!?」


「えっ!?」


「碧月、染めたのか!?」


「はい!」


「で、そのピアスは?」


「開けました!」


「開け・・・はぁぁぁぁあ!?」


「え?」


「ど、どうしたの?愛蕗ちゃん」


「役作りです!」


「嫌、でも、口調がね・・・。ヤンキーじゃないからね。」


「あ、あぁ。」


「口調も練習して来ましたよ!」


「どんなの?」


「おい。テメェ等なんでウチの店入らねぇんだよ。早く入りやがれ。」


「いつもの愛蕗ちゃんじゃない!!」


「そうですかね?イメージチェンジですよ!イメージチェンジ!!」


「イメチェンしまくりだろ!」


あんな清楚な子でもこんなに変わるんだな
髪の毛染めてピアスまで開けて。
あの黒髪ツヤツヤで俺好きだったのになぁ



って!俺!何言ってんだ!?変態か!

変態じゃねーっ!


なんか虚しくなってくるわ!



暁和浩希side終