「愛蕗!」


「梨寧・・・ちゃん。」


「頬大丈夫なの!?」


「え?」


「瑛梨佳さんから聞いたよ?」


「あ、うん。大丈夫。赤くなってるだけだから。」


ガチャッ


「お、お母様。」


「瑛梨佳、愛蕗。おいで。」


「お久しぶりです。お母様。」


「瑛梨佳。綺麗になったわね。」


「・・・。」


「那穂 ナオ に叩かれたのよね。大丈夫?」


「お母様。」


「綺麗な金髪じゃない。私はこの髪色が好きよ?だから黒にしなくても大丈夫よ。
ピアスだってせっかく開けたんだし可愛いピアスつけなさいよ。」


「お母様。いつお帰りになられたのですか?」


「貴方達が学校に行ってる間によ。」


「そうなんですか!?」


「なぁ、愛蕗。」


「あ、お母様。紹介するのを忘れていました。
こちらの方は私の通っている学校の先輩の奏海流先輩。
こちらの方は私の彼氏です。
そして海流先輩は梨寧ちゃんの彼氏です。」


「私もお母様に報告が。
こちらの彼は私の彼氏の千歳惷 チトセ シュン 君です。」


「あらぁ。皆彼氏持ちなのね〜。じゃあお祝いにお小遣いをあげるわ。」


「ありがとうございます!」


「そうだ。今日はパーティーを開きましょう!那穂は今のパーティーが終わったらすぐにアメリカのロサンゼルスに行くらしいの。」


「お母様は?」


「え?これからここの家に住むの」


「えっ。」


「だからこれからよろしくね?」


「はいっ!」