「浩希先輩?本当にお化け屋敷行くんですか?」


「おう。」


「・・・。」


「いらっしゃいませ。お化けの館へようこそ。何名様ですか?」


「2人で。」


「かしこまりました。それではいってらっしゃいませ。」


ドンッ


バタン


「以外とリアルだなー。」


「うわ・・・わ。」


「行くぞー。」


「はいぃ。」


「うぉわぁぁぁぁぁぁあっ!」


「きゃーーーっ!」


「おわっ!!碧月?」


「先輩!無理です!怖いです!」


「ははは・・・」


「笑ってる場合じゃ無いですよ!!」


「あ、あなたの、足、ちょう、だ、い。」


「きゃっ!」


ドサッ


「おわっ!」


ドサッ


「ってぇ。」


「先輩。あの、髪の毛が、ボタンに絡まって・・・いたっ!」


「あ、わりぃ。」


「えっと・・・その、取ってもらえませんか?」


「分かった。」


・・・


「取れたぞ!」


「ありがとうございました!」


グイッ


「早く行くぞ」


「は、はいっ!」


・・・



ガチャッ


「お、終わったァ。」


「疲れたな。」


「はいぃ。」


「じゃ、文化祭抜け出して買い物でも行こーぜ。」


「えっ!?いいんですか!?そんな事して!」


「海流達も言ってるらしいぜ。松伊も碧月にLINEしてるらしいぜ。」


「うそぉっ!?」


ピッピッ


「ほんとだ。」


「じゃ、行くか!」


「はいっ!」