さて
抜け出してきたはいいものの…
皇くんがどこにいるのかはさっぱりわからない。
とりあえずサボれそうなところを一通り探してみよう。
小走りでいたるところを探してみる。
保健室、裏庭、生徒指導室…
でも、どこにも皇くんはいなかった。
「ハァ…っハァ…っ」
もしかして、帰っちゃったのかな…
いや、でも荷物はあったもんね。
走るのをやめて立ち止まる。
「…皇くん…」
どこにいるの…
今日、私が避けたりしてたから、怒ってるんだ。
もう、
私とは話してくれないのかな…
そう考えると、なぜかとても悲しくなった。



