なんとなく
彼の隣も、居心地がいい。
なんでかわからないけど
また、一緒に来たいな
この場所。
「皇くん」
彼の背に呼びかけると、ゆっくりと振り向く。
「どうした?」
てっきりついてきてるかと思ってたのか、少し私が離れたところにいたことに驚いていた。
「今日、ありがとう」
「…なんだよ、急に」
こっちに歩み寄ってきながら、少しびっくりしたような顔をする。
「こんな綺麗なとこに連れてきてくれて。すっごく嬉しかった!
また来たい!」
「またって、俺と?」
「うん!」
「……………………あ、そう」
え、なんか急に返事が素っ気ないんですけど…
「…皇くん、顔赤いけど大丈夫?」
「見間違いだろ」
「うそだー、ちょっと顔見せてよ」
そういって私は容赦なく彼の頰に両手をあてる。



