な、なんか皇くん



眠りから覚めた後と今とでだいぶ印象が・・・・








「なんでいきなりそんなことを・・・・?」





恐る恐る皇くんに聞いてみる。







「お前のこと気に入ったから」





即答で返ってきた返事で


私の頭はさらに混乱した。




なんで!?


今までのどこでそんな要素が!?







「あの、ちょ、えっと、なんか混乱してきた!」




「あ、これから『綺音』って呼ぶけどいいよな?」




「は? あ、はい。え、いきなり?」






完全にパニック状態でなんの話なのかもよくわかってない。




えっとつまり・・・どういうこと?




私が皇くんとなら話せるって言ってから、皇くんがなぜか「俺以外になつくな」とか言って、私のこと気に入ってくれて、名前で呼ぶことになってて・・・・





なんだろ、この展開






混乱している私を尻目に皇くんはちゃっかり帰ろうとしている。