「やぁ僕の愛しの零。いや、恵」 彩華さんは私の頭をなでる 私は笑顔になる この優しい手 そしてその手の暖かさ 私が一番好きな手 「はい……」 「実は明日から学校に通ってほしい」 彩華さんは私の頭をなでながら言う 「学校、ですか?」 「あぁそこに標的がいる」 「わかりました」