私の名前は春咲 乃愛。四季色高校1年の普通の16歳。こんな平凡な女の子の運命が変わるのはある夏の出来事,,,
〜ある夏の転校生〜
ザワザワ、ザワザワ
今日は一段とざわついている。教室のあちこちで同じ会話をしている。
「やば!イケメンだったらどうしよう!」
「可愛い子だったら俺ソッコーで告白するわ!」
「女の子だったら仲良くしたいよね!」
「イケメン来い!イケメン来い!」
聞きあきたなー、皆同じ会話をしている。
「ちょっと春咲さん!聞いてる?」
「え?」
「転校生の仮の姿を立てようって話し聞いてた?」
ああ、そうだここも同じ会話してたから飽きてたんだよね。
「春咲さん?」
「ごめん、私トイレ行ってくる」
こんなつまらない話に付き合ってられないよ。
私はトイレに行くふりをして階段のところで休んでいた。好きな音楽を聞いて少し口ずさむ。これが私の最高のリラックス方法。
「おい、お前何してんだよ」
私のリラックスタイムを邪魔したのは小学生から同じの幼馴染み、秋河 蓮斗。
「何って休んでんの」
ぶっきらぼうに答える。当然のこと、だって最高のリラックスタイムをぶち壊されたんだもん。
「休んでるって,,,」
こいつ今、私のことバカにしたな。
「疲れたんだもん。なんで、私があんなやつらと,,,」
「,,,まぁ、乃愛らしくて良いけどな。そんな
ことより転校生の話しで持ちきりだな俺ら
のクラス。」
そう。あのつまらない話の正体は今日この
四季色高校に転校してくる転校生の話し。
「転校生なんてどうでもいいよ」
またぶっきらぼうに答える。でも蓮斗の良いところはこんな無愛想な私にも
「まぁな」
と言って普段はあまり浮かべない笑みを浮
かせて返事してくれることだ。
「おい、そろそろチャイム鳴るぞ。」
蓮斗がそう言うと私達は走って教室にもどった。
