悶々と考えながら鏡の中の男装女子を見つめていると、後ろから足音がした。
さっきの人だ、えっと、海澪さん?
「お待たせしちゃってすみません。おばあ様にはお世話になってます。」
「あ、いえ…。寧ろなんかすいません。男装の手伝いなんか…」
鏡に映る自分を横目で見つつ苦笑いする。
柚ちゃんは店においてあった雑誌に移行してるし。
こっちを見ようともしないんだから。
「いえいえ!そういうのも燃えますから。」
「は、はぁ…」
燃え……?
「今回はウィッグの仕上げとメイク、と伺っておりますが…知らされてませんでしたか?」
苦笑いしながら耳打ちしてくる海澪さん。
柚ちゃんが教えてると思っていたんだろうな。
「はい…まぁでも柚ちゃんにおまかせなのは変わりないので。お願いします。」
「そうですか。では、そこの椅子に座ってもらえますか?」
海澪さんは安心したようにほっと息をつくと大きめの椅子に案内してくれた。
私はゆっくりとそこに腰掛ける。
目の前に鏡があってちょっと落ち着かないなぁ。
「メイクは後にして…まずはウィッグからね。付けたままでいてください。
ていうかその…本当に私好みの髪型にしちゃっていいのかしら。」
「あっはい!私は何も聞いてませんし…希望とかも特に無いので。」
柚ちゃんに視線を向けるが、目線は雑誌のまま。
手でしっしっとやられた。
勝手にしてくれって意味だろう。
私も苦笑いして海澪さんに向き直る。
「いいみたいですね。では失礼します。」
さっきの人だ、えっと、海澪さん?
「お待たせしちゃってすみません。おばあ様にはお世話になってます。」
「あ、いえ…。寧ろなんかすいません。男装の手伝いなんか…」
鏡に映る自分を横目で見つつ苦笑いする。
柚ちゃんは店においてあった雑誌に移行してるし。
こっちを見ようともしないんだから。
「いえいえ!そういうのも燃えますから。」
「は、はぁ…」
燃え……?
「今回はウィッグの仕上げとメイク、と伺っておりますが…知らされてませんでしたか?」
苦笑いしながら耳打ちしてくる海澪さん。
柚ちゃんが教えてると思っていたんだろうな。
「はい…まぁでも柚ちゃんにおまかせなのは変わりないので。お願いします。」
「そうですか。では、そこの椅子に座ってもらえますか?」
海澪さんは安心したようにほっと息をつくと大きめの椅子に案内してくれた。
私はゆっくりとそこに腰掛ける。
目の前に鏡があってちょっと落ち着かないなぁ。
「メイクは後にして…まずはウィッグからね。付けたままでいてください。
ていうかその…本当に私好みの髪型にしちゃっていいのかしら。」
「あっはい!私は何も聞いてませんし…希望とかも特に無いので。」
柚ちゃんに視線を向けるが、目線は雑誌のまま。
手でしっしっとやられた。
勝手にしてくれって意味だろう。
私も苦笑いして海澪さんに向き直る。
「いいみたいですね。では失礼します。」

