「なぁ、カズ、おじさんはいつまでいるんだ?…てか元気?」




「……え?あ、と…ふ、老けてたけど元気だったぞ?___いい選手がいないって言ってたよ。今週末まではいるみたいだけど。」




「あ…。そっか。」



なんで、こんな話題。




しかもカズに。



カズの戸惑った顔が映る。



「悪かった。」



「は?」



唐突に、気まずそうにカズが謝る。



何について謝っている?



表面上では今謝るタイミングなのは俺だろ。



それに、謝られたくてこの話を振ったわけじゃないんだよ。



昨日の泳ぎを見て、モノクロだった世界が少し…少しだけ…。



明るく…。



…。


「いや、俺が話振ったのを謝るとこだよな、今のタイミング。」



「…。そうだな。」



そう言ってカズは困ったように笑う。



お前の、気遣いは残酷だな。






_________一本線を引かれた気分になる。