翌朝。


「おねえちゃん!起きて!」



ドアの向こうからのスゴいボリュームの声で目覚める。



朝からよくあんな声が…。



「今日、お祖母ちゃんがくるって!!」



「えっ?!」



飛び起きた。一瞬で。覚醒した。



「お、おばあちゃん?!なんで?!」


叫びながらベッドから降りて、ドアをあける。



「いや、元々来ようとしてたんだってさ。ってか、着替えなよ」



「あ、そうなんだ。お祖母ちゃん、来るんだ。」



「お姉ちゃん、お祖母ちゃんッ子だったもんね。」



私と柚ちゃんは幼少期フランスのお祖母ちゃんの家で育った。



緑が一杯で、田舎だけど、とてもきれいな場所。



おばあちゃんがいつもいろいろ教えてくれて。



お母さんもたまに日本から来て遊んだっけ。



今は出張が少なくなったから、日本にいる。



「うん。楽しみだなぁー。」



「夕方頃には来れるって」



「そうなんだ。…あれ?おばあちゃんが来るってことは私のウィッグは…?」



確か、柚ちゃんが資料送ったって…。



「あー。お祖母ちゃん、日本の支店にも顔が利くから、そっちで作ろうってさ。多分三日くらいでできるよ。」




「へ、へぇぇ。」



妹にも、祖母にもとても驚きました。