2人で1–Eの教室に入ると、
ところどころ席はもう埋まっていた。



「栞菜!席順自由だって!後ろ行こー」



私たちは窓際の1番後ろの席に座り、
またたわいもない話をする。



『ちぃちゃん、誕生日おめでとう!
はい、これプレゼントだよー!
可愛かったから私も買っちゃった♡』



「栞菜…、毎年ありがとうーー!
もう大好き!!!!大事にする!」



ガサガサと包装紙を開けて
化粧ポーチを抱きながら
嬉しそうに言っている。


喜んでくれてよかった♪