私、絢聖栞菜 (アヤセカンナ) は

明日から徒歩15分の距離にある

城星学園 (じょうせい) に通う。



家から1番近いし、
親友の東堂智悠 (トウドウチハル) も一緒だから。



ちぃちゃんとは、小学校からずっと
一緒で、私の唯一信頼できる友達。




今日は、入学式の前日で、
ちぃちゃんの誕生日プレゼントを買いにきている。



ちぃちゃんの誕生日は4月7日で、入学式の日。




今年は何買おっかな〜。と考えながら、雑貨屋さんやアクセサリーショップが立ち並ぶ道をブラブラする。




ドンッ!!



『わっ!』


「…ってー、」


『あ、…ご、ごめんなさい!!』


「……」


『……』



前をちゃんと見てなかったせいで、誰かにぶつかってしまった。


パッとそちらを向いて謝ると、


わあぁぁ〜、顔キレー……



鼻が高くて、くりっとした瞳。
それに薄すぎず厚すぎない唇で、スタイルもモデルみたいでとても整った容姿に見とれてしまった。


…って私変態か!