「ねえ聞いてもいい?」

「ああ」

「豪君はいつから私のこと好きなの?」

「・・・・・・・・」

豪君は黙ってる

「ねえ答えて」というと

豪君はこういった。

「初めてお前にあった日に一目ぼれをした」

「はぁ?」私のどこを見て一目ぼれするのよ

自分でもわかってるけど私はぽっちゃりしてるし、性格もかわいくない顔も美人じゃないしと豪君に言うと

「それは美奈が思ってるだけだろ?お前は可愛いし太ってない、胸も俺の好きな大きさだし

ちょうど良い抱き心地だ」という

なんで胸の話が出てくるのよ・・・・胸が大きいのコンプレックスなのに・・・

と話すと、俺はおっきいほうがいい抱きしめてもらいたいと恐ろしいことを言い出す。

それに1番の決め手は美奈は嘘をつかないし、素直なとこだからお前の事は信じられると

でも、私が中学生の時に「俺美奈苦手」って言ってたじゃない?

と聞くと「覚えてない」という返事が・・・

じゃあ私失恋してなかったの?と聞くと

少し考え込んでいたが思い出したみたいで・・・

「あっ思い出した。夏に遊びに行くたびにいつもキャミソール着てただろ?」

「お前、全くの無防備でお前の胸元が見えるたびにあそこが疼くっていうか・・」

「もういい・・・・」

「いや、聞け」

「そんなお前と二人っきりになるのは抑えがきかなくなりそうだから苦手って言ったと思う」と話してくれた。

「美奈俺の聞き間違いじゃなかったらお前と俺は両思いだよな」

「結婚はすぐにじゃなくてもいい、お前モテるって最近会社でも言い寄られるって

渉に聞いたから焦るし心配で早く俺のものにしたかった」とまたギュッと抱きしめてくれた。

お兄ちゃんなんでそんなウソを・・・・

私は今まで何を悩んでいたんだろう?

豪君を好きでいてよかったと思うと涙が出た。

そんな私に豪君は優しいキスをしてくれた。「チュッ」というリップ音がして

「よかったと言いたいのは俺の方もう一回聞くけど俺の嫁はまだ無理そうだけどまずは

彼女になってくれるのか?」と聞かれ

「うん、よろしくお願いします」と言うといきなり抱きしめる力が強くなった。