頭を撫でられてまた寝ちゃってたみたいで目が覚めると豪君はいなかった。

ボーっとベッドで上半身を起こして座ってると隣から何人もいるような声が聞こえてくる。

女の人の声、男の人の声しかもみんな笑ってるような声だ

私はそこに出て行けなくてまたベッドにもぐりこんでるとドアが開く音がした。

ベッドの横に腰かけたその誰かをそっと覗いてみると・・・・

「起きた?美奈がなかなか起きないからお父さんたちに電話したらじゃあうちに来てくれるってことになってね

今お父さんお母さん渉と柚菜が来てる…と教えてくれた。

いつの間にか下着はつけられて部屋着も来てたから・・・たぶん着替えさせてくれたんだと思うけど

豪君にこのままでいいかな?と聞くといいんじゃない?

と答えてくれた。ベッドから立ってみると歩くの大丈夫だった

「な、行ったろ?と自慢げな顔になってる豪君」

いや、いや、原因はあなただからと言いたかったが後で何されるかわからず豪君に行こうか?と言って手を差し出すとうれしそうにその手をつなぐ

私は立ち上がり豪君に手をひかれみんなの所に向かった。