何?なんでこんなことに

だって抱きしめられてるし・・・・

「あ、あの豪君」

「おーい?聞こえてますか?この手を離して・・・じゃないと離れられないから」というと

「離れなくていい」

豪君の唇が私の耳たぶに当たるか当たらないかの距離で「このままでいろ」と聞こえてくる

何・・・・なんなのこの状態

「豪君離してほしいからその手どけて」と頼むと

豪君がいつも私に意地悪をするときだけ笑いながら私を睨む。

その顔を見ると背中に汗が・・・・流れている

豪君はニヤッと笑うとまたとんでもないことを言い出した。

「美奈お前俺と結婚しろ!!そしたら手を離してやる」

今言ってる事、現実?それとも夢?私はボーっと少し口を開けて豪君の顔を見てると私の唇にキスをした。

「お前が好きだ、結婚してくれ」と言う声とものすごくぎゅっと抱きしめられるので息ができない。

私はそのまま気を失った。