いつの間にか車で眠ってたのに気づくと知らないベッドの上だった。

「えっ」どこここ?

部屋の外から豪君の話声が聞こえてくる

私は起きて部屋から出るとちょうど電話が終わったようだ。

「眠れたか?」と聞く豪君

「うん」とうなずくといきなり私を抱きしめた。

ギュッと力強く・・・・息ができないぐらい

苦しいというと少し腕の力を緩めてくれた。

「お前なんで俺を待たない」

美奈、お前俺の気持ちを受け入れたんじゃないのか?と聞かれた。

絶対今の豪君に嘘行ってもばれるから自分が思ったことを素直に話した。

先に帰った話をしようとしたら豪君がカフェに一緒に居た男とのことを話せと言い話しはじめた。

じゃあ、あの男は会社の同期でお前が泣いてるからあのカフェに連れて行ってくれて

話を聞いてくれたということか?

「うん」で、おまえは秘書の白鳥に嫉妬したのか?

「うん」というと豪君がいきなりキスをした。

優しい鳥がついばむようなキスで・・・・・

「俺嬉しい」と抱きしめてくれた。

今度は優しくそっと大切なものを抱きしめるような・・・

白鳥の事だけど、あいつ俺のじいちゃんが会社やってた時に雇った子なんだ

両親も身内もいなくてすごく苦労してたみたいでじいちゃんがなくなった時に

身内よりす泣いてて、俺にしてみれば境遇も似てるし妹みたいな感じなんだ

それにお前俺が書類急いで終わらせたのにいなくなってるししかも白鳥が

晩飯作るって言い出すし、よく聞いたらお前から頼まれたって聞いて

驚いたよ。

しかも、俺との関係も彼氏とは言わずに兄と友達なのでと言ったそうだな

という豪君。

「だって、あんなスタイルの良いしきれいな秘書さんが豪君に甘えてるとこ見て普通でいられる?

「私は無理」

あの時点でイラッとして豪君の気持ちは嘘だったって思ったもんというと

だから今回は俺が誤解を招くような行動をとって悪かったと謝ってくれた。

好きなのは美奈以外考えられないからと言ってまたキスをした。