Childhood friend








リビングに戻りテレビをつけると
占いがやっていた。




特に興味もなかったし
面白味も感じないから聞き流す
















ふと時計を見て、再び自分の部屋に戻り
制服に袖を通す

久しぶりに着る制服は
夏服にも関わらずどっしりと重みを感じる

















少し早いが7時40分に玄関を開けると
門のところに桐が寄りかかっていた


遥花と優也はまだみたい

それもそうか。















「はよ」

「早いね」


桐はいつも一番遅いのに
何で今日は早いんだろう

しかも何か顔が険しく感じる。






そしたら急に桐が目の前に来て

「昨日の帰り、おばさん見た…」




と話し出した。










ああ、見たのね

お母さんが男の人と家に入るところ。






「今に始まったことじゃない
昔からよくあること」



そういうと桐は目を丸くさせて

「いつからだよっ!」

って大声を出すから思わず眉間に皺がよる。



朝からうるさいし、別に怒るほどのことでもない。


「さぁ、気づいたのは中1のとき」



そう言うと桐は口を閉じた。




沈黙が続いたあと絞り出すように呟く

「……大丈夫かよ、お前」









「別に。大丈夫だよ
お母さんだって女だから。きっと寂しいの」









そう

お母さんだって"女"だ

愛を求めるのは仕方のないこと


お父さん居なくなって、1人で育ててくれた。

お母さんが幸せを求めているのは理解してる。
寂しくて甘えたいっていう気持ちもわかる。


だから私は黙ってそれを見てる

例え、その男性から手をあげられても
お母さんの幸せの為なら何も言わない。










すると気がついたら桐の腕の中にいた