「翡翠…」
肩をトントンするが本当に起きない。
この体勢ってわりとキツイなと思いながら
「困ったな」と呟く。
ぽりぽりと頭をかいて少し悩んでいた
「掛井?」
そんな声がふと聞こえた。
その方向を見ると部活道具を持った粟井がいた。
「おぉ〜!粟井じゃん!」
「何してんだよ(笑)」
「例の準備室掃除終わって送ってたんだけど…
でも翡翠寝ててさ、起きないし困ってるとこ」
と笑いながら言うと
「こいつ本当にどこでも寝るんだよなぁ
そういうところ昔っからかわんねぇんだよ(笑)」
と言いながら彼女をだっこ…というかお姫様だっこというか
横抱き?いや何て言うんだろう、これ。
まぁ、とりあえず自転車から抱き上げた。
「荷物のせるよ」
粟井の部活道具を今度は自転車に乗せる
「さんきゅ、掛井」

