吹き抜ける風のせいか前髪がふわりと上がる 先ほどまで火のたまが目の前にあったのにもう半分隠れている。 「翡翠の家こっち?」 と、言っても全然返事が返ってこない。 「あれ?翡翠?」 と、自転車を止めて後ろを振り返る。 ぶはっ 思わず笑ってしまった。 首をカックンカックンさせながらすやすやと寝ているのだから よく落ちなかったなぁと思いながら思わず翡翠の頭を撫でる さらさらの髪の毛が印象に残る とても気持ちよさそうな寝顔をみて "自分のものにしたい"そう思ってしまう。