私は思わず見とれてしまっていた。
なんだかまるで、目の前に広がる光景は兄弟げんか。
気が強いお姉ちゃんと いたずらっ子の弟のようだ。
「杉原さん??」
「…あっ!!ごめんなさい、私は大丈夫です…」
「なんでそんな、開いた口がふさがらなぁ〜い…!みたいな顔してんだ?」
「うるさい」
「いてっっ」
鋭いツッコミと共に 男の子の背中をバシィンと叩く女の子。
「えっと、とにかくごめんね。 あたしの名前は 島田結。 んでこっちのアホは…」
「アホじゃなくて!」
「はいはい。 こっちは 桐谷勇磨。 あたしのことは、結って呼んでね!」
ハキハキと楽しそうに喋る彼女…
島田 結(シマダユイ)。
そして、私のことを笑った真犯人の
桐谷 勇磨(キリヤ 勇磨)。

