キミの隣。


…相変わらず 今にも笑ってしまいそうな表情だ。

「ねぇ…」
「お前さぁ、めっちゃ表情コロコロ変わんのな!! 何考え事してたんだぁ?」

な…っ!!!
私、そんな顔に出てた!?
なんだか恥ずかしくなってしまい、顔がカァっと熱くなっていくのがわかった。

「これ勇磨!! 初対面の女の子からかうなんて、どういうつもり!?」
「だって見てみろよーっ あっ焦ってる」

焦ってるって… あっ!!!
“勇磨”と呼ばれた左隣の男の子を叱っていたのは、
私が笑われる直前までずっと見ていた 目の前の女の子だったのだ。

「勇磨ってば… えーと…杉原美月ちゃん?? ごめんね、勇磨があんまりデリカシーのないアホだから…」
「アホとはなんだアホとは!!」